知識思考ノート

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アメリカン・サイコの終わり方がサイコの極み

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 ホラー映画の終わり方も

色々ありますが、アメリカンサイコの

オチにびっくりしました。

 

 ネタバレ気にせず感想

 

 

○オチないっていうオチ


 サイコでイケメンの主人公が

逮捕される訳でもなく、かといって

逃げ切ったとも違う、隠蔽エンド。


 そして、主人公はなぜか

犯行に気づいて欲しい。


 僕がやったんだと正直に

言っても冗談で済まされてしまう。

 


 「中身なんて関係ない」と怖い事を

つぶやきそのままスタッフロール。


 オチがなく、ただサイコなのを

見せられただけで、主人公も

観ている人も困惑のままです。


 快楽殺人ですらない

無意味の領域に入って

サイコ極まった感があります。

 


○自己イメージについて

 

 自己イメージへのこだわりが

主人公にはあるようです。


 他人にはあまり興味がなくて、

鏡に映った自分や、綺麗な名刺を

大事にしている。

 

 でも最後には自分にすら

あまり興味がない感じです。


 イメージというのは、

頭の中にあるものですので

最後にはよく分からなくなる。

 

 


 主人公のベイトマン

イメージやお金といった、

大事ではあるけど抽象的で、

はっきり実体がないものを

重視しすぎた結果、よく分かんなく

なっちゃった。

 

 この映画は、妄想オチにも

見えるのですが、主人公は

隠蔽工作をしているので

それが成功してしまったと

解釈する方が妥当でしょう。

 

 

 現実的な出来事より、

イメージが優先され

仕舞いには犯罪もなかった事になり、

主人公ベイトマン

本当の中身なんてどうでもいいと

誰にも理解されない苦痛を

覚えるのですね。

 

 

 サイコキャラは

自分だけの世界観を

持っていたりするのですが、

イトマンは信念も理想も

持っていないので、普通に

日常を送り始めます。

 


○愛の欠如の極み


 サイコパスとして描かれる

キャラクターは憎しみを

背負っている事が多いです。


 愛の反対として憎しみが

ありますから、無関心が本当の

愛の欠如なのですね

 

 

 サイコキャラは一部の人には

愛されていたりします。


 共感できる部分も少しは

あるからです。


 しかし、この映画では

共感しようのないサイコを

描いたと言えるでしょう。

 


 ベイトマンの秘書の女性は

彼を本当に愛しているようなので、

そこだけが救いでありました。