知識思考ノート

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ネットは今、何時代か


 歴史には、原始時代や中世など
区分がある。では、ネット上の状況に
そういった分類を適用できるか、
そして今は何時代に相当するかを考察する。

 

〇時代の区分の方式について


 それぞれの時代には、分類するだけの
特徴が見出される。

 古代は国家の形成、中世は国家の秩序、
産業革命や世界大戦のあった近代は、世界の秩序と
国家のあり方が問われた。

 現代は、物質的秩序はそれなりに安定し、
情報という細かく複雑な問題に取りかかる
必要が出ている。


 インターネット、サイバー空間は
その現代にようやく表に出てきた新しい
領域だが、このサイバー世界の場合は
区分が出来るだろうか。

 

 どこをポイントに特徴をつかめば
よいか。情報とは、細かな電気信号であり、
それを直接把握するのはやめといた方が
いいだろう。

 という訳で、ネットの時代区分は
サイバー空間でなくリアル空間との
連動を見ていればいい。

 単純な社会観察から導かなくては
専門家以外に理解のできないものとなる。

 

〇現在はサイバー何時代か


 インターネットの原始には、
偶然か否か、原子研究の情報共有システムが

寄与したとの話がある。

 また、軍事情報の伝達のため、
コンピューター同士が接続され、
どこが途切れても使えるように
WEB状の通信形態が用いられた経緯もある。


 原始時代と軍事的な中世・近世は終わり、
ネットは近代に入っていると考えられる。

 産業革命はAIの技術開発に例えられる。
世界情報大戦は、twitterアメリカ大統領が
堂々とプロパガンダをするくらいに表面化した。

 まだリアル世界より遅れてはいる。
現代の特徴は、情報や心といった目に見えない
レベルの現象が大事にされている点だ。


 ネットでは、情報や言葉はたくさん
あっても、大事にはされておらずまだ20世紀の
ような粗暴さと期待が残っている。
 近世と現在のあいだ、世界大戦のあった
近代に相当する。


〇ネット近代に何をすべきか


 ただ分類して終わりも物足りないので、
何をすべきかを考えてみる。


 近代といえば、機械的な産業と世界視野が
特徴だった。ネットにも同じことが言える。

 

 あの時代に、どの国が上手い戦略をとったか。
この判断には戦争や機械産業のデメリットも含めたい。
世界大戦のもう終わった現代に生きているからだ。


 近代の新しい力に頼らず、隙のない方向をとった国。

 

 戦争の犠牲者が少なく、かつ現代に安定している国は
独立度の高かった国だ。
 参戦はしたが仕方なくというような国である。

 注目すべきは、スイス・トルコ。いつ戦争に巻き込まれても
おかしくない場所でありながら、中立維持により
なぜか戦勝国の扱いに近い。


 そして本題の、ネット近代に何をすべきか。
上に書いた通り、中立維持がもっとも適した戦略だ。

 独立心を維持して、どんな情報にも惑わぬこと。
むやみに情報に飛び込まぬこと。参加するなら
仕方なく(気負わずにやる気を持たずに)適当に
やること。


〇例外


 この考察には例外がある。
積極的に近代時代の波に乗った国は、犠牲が多かったが
得るものも多かった。アメリカはその典型で、アメリカが
生んだFacebookの興隆もその続きかのようである。

 FacebookなどSNSを使った業務もそのタイプと
言っていいだろう。


 あと、戦地から遠かった国はもちろん安定して
存続している。

 ネットを使わないご老人が元気でしょうがない
のは、無駄なサイバー革命と戦争に参加していない
からだ。


 とはいえ普通は使うだろう。便利だし。

 結論をまとめる。今、ネットは産業革命と世界大戦の近代。
そこで上手く生活するには、独立心を支えに中立の立場を
崩さない事。

 ドライブレコーダーや監視カメラ、スマホの録音録画
など、ネット上だけにとどまらない道具が普及している。
中立に隙はない。何もしてないんだから。


 独立した個人には、人生の責任はあっても
社会的責任をむやみに背負う場面は少ない。